第1弾 ドスパラ(株式会社サードウェーブ)

Prime Paytrek Lite JF

▼ フロントは最新の USB3.0 を含め、十分なインターフェイスを備える。

▼ リアは一般的なインターフェイスだが、使用しないコネクターには封がしてある親切設計。

▼ マニュアルやインストールCDも付属するので、初心者でも安心してセットアップできる。

機材構成(スペック)

CPU インテル Core i5-2400
(クアッドコア/定格3.10GHz/TB時最大3.40GHz/L3キャッシュ6MB)
マザーボード インテル H67 Expressチップセット搭載ATXマザーボード
グラフィックスカード NVIDIA Quadro 600 1GB
メモリ 4GB DDR3 SDRAM(PC3-10600/2GBx2/デュアルチャネル)
※ テスト環境は8GB(4GBx2にアップグレード)
HDD 1TB (SATA6Gb/s対応)
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
OS Microsoft Windows7 Home Premium 64bit
※ テスト環境は Windows7 Enterprise 64bit
電源 300W SFX静音電源(DELTA ELECTRONICS製)
寸法 140 x 317 x 323 mm
価格
81,980円(2011年9月現在)

レビュー

大きい図面でも安定した処理を実現する CPU を搭載

Prime Raytrek Lite JF が搭載する CPU は、クアッドコアのインテル Core i5-2400 で、クロック周波数が 3.10GHz。

また、インテル ターボ・ブースト・テクノロジーによる最大クロックは 3.40GHz と高い。メモリ転送速度は PC3-10600。デュアルチャネルで十分に帯域が確保されている。

AutoCAD は CPU クロックに比例して処理速度が上がる傾向があり、メモリも多く使用するソフトなので、この構成ならある程度大きい容量の図面まで快適に対応することができるだろう。

▼ コンパクトにまとめられた内部は、エアフローもきちんと確保されている。

▼ 光学ドライブを上げると、メモリ、CPUFAN に簡単にアクセスできる。メンテナンス性は高い。

NVIDIA Quadro 600 でAutoCAD のデータを忠実に描画

Prime Raytrek Lite JF は CAD 向けとドスパラが定義したモデルだけに、グラフィックカードに NVIDIA Quadro 600 を搭載し、AutoCAD のデータを忠実に描画できる仕様だ。

さらに、DELTA ELECTRONICS 社製の 300W 電源、アルミコンデンサを採用したマザーボードなど、長時間の高負担に強い設計がされている。

▼ グラフィックカードは NVIDIA Quadro600。DVI と最新の DisplayPort を備える。

▼ アイドル時のシステム全体の消費電力は 60W と非常に低く、節電対策にもなる。

AutoCAD の速度比較

NVIDIA 社が制作した AudoCAD 2011 のベンチマークを使用。

今回は、Prime Raytrek Lite JF の標準仕様である NVIDIA Quadro 600 と、一般的に多くのパソコンで用いられている

インテル HD グラフィックス 2000 (CPU内蔵グラフィックス)と比較した。

なお、インテルHDグラフィックス 2000 のテストは Prime Raytrek Lite JF から NVIDIA Quadro 600 を取り外して計測し、グラフィックス以外は全くのイコールコンディションとしている。

NVIDIA Quadro 600

▼ ドライバは Autodesk の Certified Hardware からダウンロードすることができる。

結果

AutoCAD のベンチマークには 3D ソリッドデータを使用し、2D ワイヤーフレーム、コンセプト、リアリスティク、X 線の 4 種類の表示モードで回転させた時の表示処理速度を計測。

NVIDIA Quadro600ではスムーズに回転が行うことができたが、インテル HD グラフィックス 2000 では、見た目でわかるほどにカクカクしていた。

結果、すべての面で NVIDIA Quadro 600 が処理速度に優れ、インテル HD グラフィックス 2000 は特に 2D ワイヤーフレーム、X 線の処理が遅いことを確認。

描画の再現性に関しては、細かい曲線部、オブジェクトが多く重なっている部分を重点的にチェックしたが、特に不具合と思われる箇所は見当たらなかった。

▼ X 線の表示モード。透過が明確に表現されている。

今回の検証で、Prime Raytrek Lite JF は AutoCAD での 2D 作図はもちろん、エントリー 3D にも対応できる製品であることがわかった。

また、驚くべきはコストパフォーマンスと納期だ。メモリー 4GB の通常モデルであれば、ディスプレイを購入しても 10 万円以下の価格となる。

さらにメモリを 8 GBに変更してもわずかに 4,401 円の追加料金だ。

また、製造は千葉県の自社工場で行われており、入金後 3 日で出荷されるという。国内製造による初期不良率の低さも魅力だ。

SOHO、在宅業務はもちろん、自宅で CAD を勉強したいという方にもお薦めできる機種といえよう。

◆ 処理速度
☆☆☆☆
◆ グラフィック性能
☆☆☆
◆ 拡張性
☆☆
◆ 静音性
☆☆☆
◆ デザイン
☆☆☆
◆ 製品サポート・保証
☆☆☆
◆ コストパフォーマンス
☆☆☆☆☆